日本酒の辛口とは?

こんにちは。Stop!Agomask!
3月4日金曜日のますたぁです。

本日は、酒の「辛口」について。
当店では、「甘口」の反対語は「辛口」ではなく、「甘さ控えめ」と言います。その訳は??

白ワインやビールで辛口といえばドライ感の強いタイプのことだと思いますが、日本酒はどうでしょう。ドライな日本酒はありますが甘みもあります。「甘さ控えめ」なものが「辛口」というならわかりやすいのですが、そうとは言い切れないようです。カレーなら簡単なのですが。。

甘めのお酒をブラインドでお出しして聞くと皆さん甘いとおっしゃっいます。
ラベルに辛口と表記されているお酒をブラインドで出すと辛いや甘いや意見はバラバラ。
辛いという方に、ではそれは何辛いですか?と尋ねるとハッキリした回答は出ない。塩辛い?醤油辛い?味噌辛い?唐辛子辛い?日本酒なのでそれはありませんよね。
ではいったい何辛いのでしょうか。
日本酒の五味は「酸味・甘味・辛味・渋味・苦味」と言われます。この五味のバランスがとれたお酒が一般的には好まれます。
五味に辛味あるやん!とつっこまれそうですが、舌には先に述べた辛味以外の辛さを感じる部分がわずかにあります。それを感じ取って辛口と言う方は凄いです。
私は日本酒が辛いと思ったことがありません。甘口の反対語がないので甘さ控えめを辛口と言っているものと解釈しています。当店はソレです。
ですが、痛覚・味覚は十人十色。水のように軽くてスッキリしたものを辛口と言う人、アルコール度数が高いお酒を辛口と言う人、醸造アルコール添加酒を辛口と言う人、酸味の強いのを辛口と言う人、まあバッラバラです。ほとんどの方が、上記の文の最後の「辛口」という言葉だけ発せられます。逆に文の辛口以外の言葉だけ言ってくださると、とてもセレクトしやすいわけです。

余談ですが、甘口のお酒について。
昔の甘口と今の甘口、極端に言いますと別モノです。昔の甘ったる〜いお酒は今でもありますが、今はスッキリ甘口が断然主流です。香りや含みは甘めでも、後味スッとキレるお酒が好まれます。このタイプを辛口と言う方もいらっしゃるくらいです。

以上、「辛口」という表現がイケナイのではありませんよ。「辛口」だけでは、何辛好みかわからないということです。
「ごちゃごちゃ言わんと、とにかく辛口出してくれたらええねん」には、お酒に鷹の爪入れてお出しします。ますたぁの辛口トークももれなくついてきます。

この話は尽きませんので、この辺で。

さて、現在当店にはラベルに辛口という表記のあるお酒が5種あります。造りや酒米、精米歩合、蔵元が違うので当然ですが、面白いくらいにバラバラです。辛口党の方、飲み比べて、自分は何辛派か探ってみませんか??実は…甘党かもしれませんよ。。
ますたぁはどっち派かって?
私は「旨口」派です。
旨い刺身やお肉を口にしたとき、「甘〜い!」って感じますよね。
「旨い」は「甘い」から来たと思います。甘すぎるスイーツはちょっと苦手ですが。。

話がずれる。。本日も是非〜‼️

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